金曜日は夜に開く店に変身!
東京の夏は変わりました。—— NIGHT SHIFT TOKYO 21を始めます
東京の夏は変わりました。
子供の頃を思い返すと、東京の夏はもちろん暑かったけれど、今とはどこか違いました。
家にエアコンがなくても過ごせたし、夕方になれば少し涼しくなった。窓を開けて、扇風機だけで眠れる夜も珍しくありませんでした。
ところが今の東京では、35℃を超えるような日が続き、夜になってもなかなか気温が下がりません。
夏そのものも長くなりました。
春と秋が短くなり、まだ暑いと思っていたら、いつの間にか冬になっている。
気候が変わったのなら、私たちの暮らし方も少し変えてみてもいいのではないでしょうか。
なぜ、一番暑い時間に出かけるのだろう。
これまで私たちは、朝起きて、昼間に働き、買い物をして、夜になったら家に帰るという生活を当たり前のものとしてきました。
お店も同じです。
朝から昼にかけて開店して、夕方から夜に閉店する。
でも、真夏の東京で最も暑くなる午後の時間帯に、わざわざ街へ出て買い物をする必要があるのでしょうか。
だったら、少し涼しくなってから出かければいい。
夜に服を買う。
本を見る。
食事をする。
友人と会う。
街を歩く。
東京の夏には、そんな過ごし方がもっとあってもいいと思います。
NIGHT SHIFT TOKYO 21
そんなことを考えて、ひとつの名前を付けました。
NIGHT SHIFT TOKYO 21
これは「東京を夜型社会に変えよう」という大げさな運動ではありません。
気候がこれだけ変わってきたのだから、昔から続いてきた生活時間についても、一度考え直してみよう。
そんな小さな提案です。
本当は、夏の間だけ社会全体の活動時間を大きくずらしたらどうなるだろう、とまで考えています。
最も暑い昼間には休み、夕方から活動を始める。
仕事も、買い物も、物流も、場合によっては農作業さえも、涼しい夜間に移していく。
それによって熱中症を減らせるかもしれない。冷房の使い方も変わるかもしれない。東京の夜には、これまでとは違う経済や文化が生まれるかもしれません。
もちろん、そんなに簡単な話ではありません。
人間の生活リズム、電力、交通、騒音、学校、働き方など、考えなければならない問題は山ほどあります。
だから、まずは自分たちにできることから始めることにしました。
方南町から始めます。
CLUTCH TOKYOは、都心からわずかのベッドタウン・方南町にあります。
都会のすぐ隣にありながら、少しだけ時間の流れがゆるやかなこの場所から、この提案を始めます。
この夏、CLUTCH TOKYOの週末の営業時間を変更します。
FRIDAY 19:30–23:00
SATURDAY 16:00–23:00
SUNDAY 12:00–18:00
金曜日は、仕事が終わってから。
土曜日は、暑さが少し和らぐ夕方から夜まで。
そして日曜日は、これまで通り昼の時間を楽しんでもらう。
まずは、このリズムで営業してみます。
東京の夏を、夜へ。
もしこの試みがうまくいったら、同じように考える店が少しずつ増れていったら面白いと思っています。
洋服屋だけではありません。
本屋、レコード店、コーヒーショップ、理髪店、雑貨店、ギャラリー。
夏の金曜や土曜には21時、22時、23時まで開いている店が東京のあちこちにある。
夕方になってから街へ出て、店を巡り、食事をして、電車で家に帰る。
そんな文化が東京に定着したら、夏は今より少し楽しくなるのではないでしょうか。
社会全体を変えることは簡単ではありません。
でも、自分たちの店の営業時間なら変えられます。
だから、まずはそこから。
NIGHT SHIFT TOKYO 21
東京の夏を、夜へ。
CLUTCH TOKYOから、小さな実験を始めます。